言葉の呪い
今まで生きてきた私のキャラクターの40パーセントくらいは、いじられキャラだったと思う。
中学校一年生とか、高校1.2年生とか、社会人3年目とか。総じて考えると、少ないと言えるけど自分の中では濃く感じる。
すごく楽しい時もあるけど、すごく悲しくなる時もある。世の中には相手をなんとなくディスって、それにツッコんで、成り立つコミュニケーションがあるみたい。
いじられると、じゃあこっちは相手のどんなところを悪く言って返そうか、と考えてしまう。
ガリガリの先輩に「おにぎり」と彼女の言う愛のあるコミュニケーションで言われていたけど、私は言い返したくてペチャパイと返した。返す言葉が1ヶ月くらいかかって見つけたけど、クソどうでもいいやりとりである。
商談を含めた飲み会で、上司♂に「この子は男の人と遊んでますよ!御社もどうぞ!」みたいに盛り上げるためなのかなんなのか言われたことがある。確かに大好きだしむしゃくしゃしたので私を大事にしてくれていたひとを呼びつけて飲み明かした。クソどうでもいいむしゃくしゃを感じてしまった。
私は思った。
自分の娘が言われて嫌なことは、人にも言わないこと。
私は上司に思った。お前の大事な娘にも同じことを言ってみろ。
今の私の周りには私のことおにぎり(自分でも面白くて普通に笑ってるけど)なんて言う人は本当にいない。けど、鏡を見て、太ったなぁと思うと、「おにぎりみたいなんだもんなぁ、結婚式でもおにぎりって思われたらどうしよう」なんて思い出しては落ち込んでしまう。今でもムカつく。
ネガティヴな言葉は呪いの力を持っていると思う。
他にもたくさんあるけど、なんでこんなにたくさん覚えているんだろう。人生の中で、かき集めても米粒くらいにしかならない、わずかな出来事なのに。
私も同じことを誰かにしてると思う。
だから自分の子どもが言われて嫌なことは言わない。そうしよう。
昨日この状態で爆睡しててとてつもなく癒されたのであった
しあわせである。赤いやつの名前はふもふもというらしい。子どもの頃から一緒なのだという。いとおかし。
本日はこれにて以上とさせていただきます。
ありがとうございました!